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その時、相葉さんのPHSが鳴った。
｢はい｣
｢あ、もしもし相葉先生？櫻井です
小児科のユウキくん、内科病棟の処置室に入り込ん出てさ〜
迎えに来てくんね？｣
｢あーー、探してたのー！良かった！うん、うん、今行くね！｣
｢それからさ、二宮先生見なかった？大野先生が診てあげてって｣
｢いま一緒にいる！連れてくね！
……だってニノ。立てる？｣
｢ん…｣
テンションとは裏腹に、ゆっくり優しく支えてくれるのがコイツの凄いとこで。
｢自分で連絡したの？｣
｢うん｣
｢そっか、そっか。｣
まるで 偉かったね、とでも言うように背中をポンポンと撫でた。
｢翔ちゃん、お待たせ！｣
｢あ〜良かった！ほら、ユウキくん、ユ、ウ、キくーん！｣
慣れないやんちゃな子供を相手に、翔さんがだいぶイライラしてるのが分かったけど、俺の様子を見てすぐに表情を変えた。
｢ごめんね、ご迷惑おかけしましたー！じゃ、ニノちゃん宜しく｣
｢ちょっ、ちょっと待て、雅紀。いつからこの状態？｣
｢いや…さっき会った時にはすでに…｣
相葉さんが左手でユウキくんを抱え、右手で背中を擦ってくれる。
｢息苦しいみたい…｣
その言葉に翔さんが顔をしかめる。
そうだよね、朝まで普通にしてた人が苦しいって。
｢分かった、任せて？｣
｢うん、宜しくね｣
相葉さんが出て行って、翔さんが目の前にしゃがむ。
｢寝てるより、座った方がマシ？｣
コクリと頷くと聴診器を耳にはめた。
｢ゴメン、ちょっと捲って良い？｣
俺が着てるのがケーシー白衣だから、聴診器を滑らすのが難しいみたい。
服を自分で押さえる気力も無く、翔さんがものすごく密着して聴診してくる。
コレも誰にも見られたくないな…
｢気管狭まってる感じするけど、喘鳴までは行かないね｣
そう言って今度は血圧計まで……
｢うぅ……｣
｢おぉ！どうした？どうした？吐きそう？｣
体勢をちょっと変えたら、どっと気持ち悪さが押し寄せて、自分でも焦る。
｢ガーグルベース持って来てー｣
あぁ？えぇ？ここに来てナース呼ぶの？
恥ずかしいから嫌だよ。と伝える間もなくナースが持ってくる。
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cherry(プロフ) - みやこさん» 元々にのあいが好きなんですが、今月のノンノの泣き虫が可愛いくて…今回のお話ができました(笑) 今後もぜひ宜しくお願いします(*^^*) (2016年7月24日 22時) (
レス) id: f2132e69e9 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - さとこさん» こちらこそ、拙いお話ですが読んでいただけて嬉しいです(^ω^) 夏休みに入ったので、もう少し更新のペースをあげて頑張りたいと思います(笑) 今後もよろしくお願いします！ (2016年7月24日 22時) (レス) id: f2132e69e9 (このIDを非表示/違反報告)
みやこ(プロフ) - にのあいと泣き虫のかわいさ…！悶えました。ありがとうございます。 (2016年7月24日 9時) (レス) id: 0a073ab433 (このIDを非表示/違反報告)
さとこ(プロフ) - cherryさんのお話大好きです！とても丁寧で、繊細に書かれていて…１つのお手本として読ませていただいてるところもあります( ´▽｀)お忙しい中更新、ありがとうございます。cherryさんの作品、楽しみにしてますが、ご無理はなさらずで！ (2016年7月23日 19時) (レス) id: 1170b35724 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - にのらぶさん» 更新、滞っていてごめんなさいm(_ _)m 今日、やっとアップできました。次回の更新では、移行することになると思うので、そちらも宜しくお願いします(*^^*) (2016年7月23日 17時) (レス) id: f2132e69e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherry
| 作成日時：2016年3月28日 12時
