イケメン一家の末っ子ちゃん２～ARS～ (ページ39)

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＊71＊＜和Side＞ページ39

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＜和Side＞

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なんか知らないけどライオンにAが食われそうになって、翔にぃと一悶着して、結果Aの可愛さは種を超える事が判明したところでですね、

我々は、ウサギやらカピパラやら小動物と触れ合える、ふれあいコーナーに来ていた。

翔「俺…そっちのベンチで待ってるわ」

A「翔にぃいいの？」

翔「う、うん…」

そう言って、ふれあいコーナーのゲージのすぐ横のベンチに腰掛けた翔にぃ。

俺も、翔にぃと待ってようかな…

仲直りも兼ねて…とは口が裂けても言わないですけどね。

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和「俺も翔にぃと待ってるから、A楽しんできな？」

A「和にぃも？そっか……じゃあさとにぃ行こ？♪」

智「おうッ♪」

さとにぃと楽しそうに腕を組んで入って行くAを見送って、俺も翔にぃの隣に腰掛けた。

てゆうか、あれうちの長男(32)と長女(20)だよね？

年偽ってないですよね？

どう見ても……………いや…………精神年齢のせいかな？

童顔で済まされるレベルじゃないっすね。

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雅「翔ちゃーん！和ー！見て見てかわいいよー！！」

あ、もう一人いた。

精神年齢が異常に低い奴が…笑

あれも一応、うちの三男(29)…のはず…。

翔「わかったからー！雅紀ーウサギ降ろしてあげなー！苦笑」

やたらデカイ声でウサギを持ち上げながら叫ぶまーくんに、隣の翔にぃが少し困ったように眉毛を下げながら返事をした。

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翔「なぁ…和、見てよ、あれ」

そう言われて翔にぃの視線の先を追う。

和「あれって、Aとさとにぃの事？」

翔「うん。なんか…小動物が小動物と遊んでるようにしか見えないんだけど笑」

確かに……さとにぃと一緒にふにゃふにゃ笑いながら、ウサギと戯れるA…

和「殺人的に微笑ましい風景ですね笑」

そう言う、俺の頬っぺたが緩むのが分かった。

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「翔にぃー！和にぃー！＾＾」

Aがこっちを向いて手を振った。

あー！まじかわいいー！！

心の中でシャウトしながら、俺はクールににっこり笑って手を振りかえした。

翔「なぁ、和？」

優しく微笑んでAに手を降りながら俺を呼ぶ翔にぃは、こう見るとやっぱイケメンなんだなって思った。

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翔「こうやって眺めてるとさ、Aが小さい頃を思い出さない？でかくなったよなぁ…」

和「そうだね」

アラサー兄二人、しみじみとAの小さかった頃を思い出す。

あの頃はよくケンカしたっけな…

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