不倫の話。 (ページ24)

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Chapter 23 ページ24

章『大倉ばっかりキスずるい』

忠義くんは私の唇から離れ、口紅が付いた自分の唇を拭った。

忠『安、男らしいとこ出すなや笑』

忠義くんは章ちゃんの肩を叩いた。

章ちゃんはゆっくりと私に近づき、服の上から私の腰をなぞった。

章『あーあ、前は素直でで可愛い子やったのに..こんなに淫らな子になってもうて』

彼は悲しい顔で私を見下ろした。

忠『ヤス、そんなん言うてたら何も進まへんで』

そう言い、忠義くんは思い出したように色白で背の高い男を私の方へと引っ張った。

忠『横山くんの事忘れてたわ、何一人でカッコつけて近づいて来ーへんの』

横山と呼ばれた男は顔を真っ赤にさせて忠義くんを叩いた。

横『何やねん！俺だけちゃうわ！ヒナも近寄って来てへんやんか！』

そう言って彼は周りを見渡すが、章ちゃんと入ってきた男はどこにもいない。

横『え？ヒナどこ行ったん？』

彼はいきなり私の方へと向き、

横『ヒナどこに行ったか知ってる？』

と聞いた。

ビックリして答えられない状態の私を隆平は見て、横山と言う男の耳で何かを囁いた。

一瞬驚いた表情を見せた彼だったが、理解したように頷いた。

横山さんは私の方を見て、首をかしげながらも息を吸い、彼の唇で私の唇を塞いだ。

一瞬で起きた事に困難状態の私を見て、また顔を赤くさせた。

横『何やねん丸！結局キスしたって喋らんやんか！』

隆『こんなにも人をだますの簡単やって知らんかったわ』

横山さんはふてくされた顔をして部屋を急いで出て行った。多分ヒナという男を探しに。

隆『じゃあおしゃべりタイムは終わりとして…これからは本番！イッツアショウタイム！』