不倫の話。 (ページ13)

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Chapter 12 ページ13

隆『ほな次俺の開けて！』

元気を取り戻したのか、隆平は微笑みながら私にピンク色の小さい箱を渡した。

す『また指輪やったりして』

そう言う○○くんを無視して、ゆっくりと箱を開ければ、ローズゴールドのハートが付いているネックレスが入っていた。

「可愛いー！！」

隆『やろ！ローズゴールドって女子に人気やねんて！』

「ありがとう！！」

彼に触れるだけのキスをしたら周りの皆んなはパッと視線を逸らした。

た『次俺の持って来るー！』

そう怒鳴ってたぁくんは廊下から何か大きい物を引っ張り出してきた。

す『ベタやなぁ』

章『Aよりでかいやん笑』

たぁくんは引っ張り出してきた物を私の前に置いた。

「クマ！！！」

彼からのプレゼントは私よりも大きいクマのぬいぐるみ。

た『俺と同じぐらいのサイズやし、寝る時これ抱いて寝たらええなぁと思ってん！』

信『お前、デカすぎちゃうん？笑』

裕『こんなん重すぎるやろ』

「可愛い！！！」

す『はぁ？女子って分からんわ』

皆んなは喜ぶ私を見て呆れる。

「たぁくんありがとう！」

た『どういたしまして、姫』

そう言って私を彼の膝の上に乗せた。

す『ほな次俺って言いたいところやけど、もう村上、亮と俺のいっぺんに開けたら？』

亮『そやな』

信『ほれ』

信ちゃんが私の前に置いた３つの箱は全部同じサイズ。

「じゃあ開けるね」

左の箱から開けていく。

信『俺のやわ』

信ちゃんから貰った指輪はシルバーで、小さいダイヤモンドが付いていた。

「綺麗...」

信『つけたろか？』

信ちゃんは指輪を手に取り、私の右手の薬指に付けた。

信『よう似合うてるわ』

「ありがとう」

信ちゃんの頬にキスを落とすと彼は照れ臭く笑った。

亮『これ俺の』

亮ちゃんが私の前に置いた箱を開けると、細いシルバーの指輪が入っていた。

亮『シルバーだらけやけど、似合いそうやったから』

彼は自分の顔を隠しながら話す。

「ありがとう」

そう私が答えると亮ちゃんは私の頬を両手で包みながら私にキスをした。