疑似恋愛～Kazunari～ (ページ29)

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30.Masaki-side ページ29

雅)「せんーぱい！！」

あ)「あ。雅紀くん！」

雅)「ごめん。まった？」

あ)「待ってないよ笑」

・

そうやっていうけど先輩の鼻は少し赤くなってて

やっぱり待ったんだって言うのが分かる。

・

・

あ)「どこいくの？」

雅)「ペットショップ！！」
あ)「え？笑」
雅)「動物と触れ合えるペットショップがあるんだって！先輩動物好きでしょ？笑」

あ)「なんで知ってるの⁉︎」

雅)「ん、先輩見たとき迷い猫と遊んでたから分かる笑」

あ)「覚えてるんだ、それ笑」

・

そりゃー覚えてる。
先輩との思い出は覚えてる。

忘れようとしようとしても無理なんだ。
あの日の約束を守るために…

・

あ)「えらい動物に嫌われてたね雅紀くん笑」

雅)「うーん、俺はすごい好きなんだけどねー笑」

そういって、カフェで一休み。

雅)「オレンジジュース2つお願いします。」
あ)「え？」
雅)「いつもオレンジジュースでしょ？笑」

あ)「うん、ありがと笑」

・

あ)「けどさ、どうしていきなりケーキ屋さんに来たの？」

雅)「ん、先輩に会いたかったから行ったの笑」

そういうと、少し照れて。

あー、好きだなって思う。

あ)「今まで何してたの？」

雅)「んー、秘密笑」

あ)「えー、秘密なのー？」

雅)「先輩俺またアタックしますから！笑」
あ)「え？あ、あのね。あたし彼氏いるの…」

雅)「え。彼氏？」

あ)「うん、だから…」
雅)「あ、いいよ。いいよ笑謝らないで！俺諦める気はないからね笑」

・

例えあなたに彼氏がいたとしても
俺はあの日決めたんだ。

A先輩を幸せにするって…

そう決めたんだ。