疑似恋愛～Kazunari～ (ページ11)

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歩幅あわせながら
冷たいAの手を握って歩く。

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あ)「次の門曲がったら家だよー！」

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「…A？」

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すると彼女の顔がぱあと晴れた。

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あ)「潤！！どーしたの？」

潤)「これ、母ちゃんがAの家に持ってけって言うからさ笑」

あ)「わ、林檎じゃんこの間買ったよ笑」

俺はAの手を繋いだままただ二人の会話を聞いていた。

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ただ一つだけ言えることその潤ってやつの視線が俺に送られてること

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潤)「…ところでさ、その人だれ？」

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一瞬戸惑った俺に彼女は

あ)「私の初彼氏だよ！笑」

そういうと今まで睨みつけていた目が少しだけ驚いたように

潤)「え…あっ。そっかおめでとう。」

あ)「ありがとう笑」

照れくさそうにけど少しだけ寂しそうに笑ったAの顔。

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あ)「二宮くんあのね。この人はあたしの幼馴染の松本潤っていうの！」

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和)「よろしくお願いしますね」

って少し微笑んでやったらはいはいって面倒くさそうに帰っていった。