25 ページ26
それでも、涼介が家を空ける頻度は変わらず、連絡もつかないときが多くなった。
仕事で会ったとき、それについて尋ねても「急に仕事入っちゃってさ」としか答えない涼介。
家に誘ってくれることも、少ないなんてものじゃない。まったくなくなってしまった。
さすがに、怪しむに決まってる。
また誰か、涼介のことたぶらかしてるんだ。
でも、一体誰が?
意識がまだ戻っていないゆーてぃは無理だとして、宏太?
でも、宏太にはひかが...いや、恋人がいるからって油断はできない。ひかもそうだ。
いのちゃんは?いや、いのちゃんは涼介がいない日は確実に他のメンバーや友達とご飯に行ったり前から決まっていた仕事が入っている。
じゃあこっちは?こっちはって考えていたらキリがなくて、段々イライラしてきた。
.
そんなふうに考え続けて心に余裕なんてなくなってきたある日のこと。
ずっとわからなかった涼介をたぶらかす人物の正体がわかった。
「山田、帰ろ」
楽屋の入り口でまだ着替えている涼介にそう声をかけたのは大貴だ。
涼介は一瞬目を見開いて、僕のほうをチラッと横目で確認した。
見たことがないくらいの素早さで着替えを済ませた涼介は、大貴になにやら文句を言いながら楽屋を飛び出していった。
「最近あの2人よく一緒にいるよな」
ぼそっと呟いた宏太の言葉にひかがそうなの?と反応する。
「そうだよ、裕翔がこんな目にあったのは自分のせいだって落ち込んでた涼介のそばにずっといたのは大ちゃんだし、くっつくのも当たり前かな」
「えっ、付き合ってんの!?2人」
「違うの?俺勝手にそう思ってたんだけど」
僕と涼介の関係を知らないくせに、勝手にぺらぺらと喋る宏太を気づかれないように睨みつけながら、今度は大貴のことをどうやって消そうか考えていた。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←24
119人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おーの(プロフ) - やましろさん» そうですそうです!私、その動画を作成・投稿した者でして、動画を見た方の「小説を読みたい」という声にお応えして、この小説を書かせていただいております。 (2019年5月9日 15時) (レス) id: 18d0cbdeeb (このIDを非表示/違反報告)
やましろ - youtubeに予告編(?)があったやつですか??? (2019年5月9日 1時) (レス) id: 31e5093717 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おーの | 作成日時:2019年5月2日 9時