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「裕翔?」
一足先に楽屋に戻っていたゆーてぃーにドアから顔を覗かせて声をかける。
ゆーてぃーは驚いたように僕のほうを見ると、どうした?と聞いてきた。
「昨日の夜ってなにしてた?」
「なにって、どうして?」
「いや、ちょっと気になって。電話しても出てくれなかったし」
そう言うとゆーてぃーは自分のスマホを見て、あ、と声を漏らす。
「ごめん全然気付かなかった。なんだった?」
「特に大したことじゃないんだけど、仕事の予定も入ってなかったし、どうしたのかなって思って」
「そっか。昨日の夜はちょっと出かけてたかな」
「誰かと一緒だったりした?」
「誰と...って、なんか取り調べみたいで怖いんだけど」
そう言って不安げな視線を送ってくるから、僕は笑顔を作ってごめんと謝る。
「昨日はやまと一緒だったよ」
「涼介と?」
僕があまりに驚くから、ゆーてぃーは不思議そうに頷いた。
「他に誰かといた?」
「あー、やまと2人」
「どこ行ってたの?2人で」
僕の顔も、笑顔を作るのがそろそろ限界に近づいてきた。
徐々に口角があがらなくなってきて、顔がひきつり始める。
ゆーてぃーは渋るように言葉を詰まらせると、僕をちらっと見た。
観念したかのように息を吐くと、ゆーてぃーは口を開く。
「実はさ......」
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おーの(プロフ) - やましろさん» そうですそうです!私、その動画を作成・投稿した者でして、動画を見た方の「小説を読みたい」という声にお応えして、この小説を書かせていただいております。 (2019年5月9日 15時) (レス) id: 18d0cbdeeb (このIDを非表示/違反報告)
やましろ - youtubeに予告編(?)があったやつですか??? (2019年5月9日 1時) (レス) id: 31e5093717 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おーの | 作成日時:2019年5月2日 9時