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〜和side〜
保健室に着くと、Aは腕を縛られていた。
「和君っ・・・」
Aは俺の名前を呼ぶ。
「あー。もうばれちゃったのかぁ」
ふふっと笑いながら俺を見る。
「須賀原・・・。
お前はこの学校の生徒じゃないでしょ」
「監督。名簿把握しておかなきゃ」
Aの側に須賀原は座る。
「やだっ・・・」
「監督が一歩近づくたびにAちゃんの側に僕は寄っていく。
でも、監督が一歩動いたらぴったり体ついちゃうからね。
その場合は・・・ねぇ？」
須賀原は、Aの顎をくいっと持ち上げる。
「いやっ・・・」
Aは顔をそむける。
「どーする？監督。
近づいたら、Aちゃんのここ。直で触っちゃうよ？」
「んっ・・・」
須賀原はAの胸をTシャツ越しに触る。
「須賀原っ・・・」
一歩近づくとAが須賀原に触られる。
「でも、監督が近づかないなら解放するって話でもないよ？
近づかなくても近づいてもAちゃん触るから」
後ろを振り向いても、本郷の姿はない。
どこにいったんだ。あいつは。
須賀原は、AのTシャツをめくる。
「和君っ・・・」
泣き声で俺の名前を呼ぶ。
「A。俺を信じろ」
俺は保健室から出た。
「監督」
本郷が立っていた。
「本郷。お前・・・」
「俺、良い事考えたんですよ。
俺は、ファーストだけどボール投げるのうまいんですよ。
自分で言うから監督は信じられないと思うけど。
ここからカーブのボールを投げて、須賀原の手を当てます」
「見えないのにそんなことできるの？」
「今は、本郷稀李を信じるしかないですよ」
ニッと本郷は笑う。
「分かった。必ず成功させてくれ」
「俺はなるべく、須賀原を真ん中にいさせるようにする」
「ありがとうございます。俺、ちゃんと投げますよ」
保健室のドアを開けっぱなしにして部屋に入る。
「Aちゃんを救う方法考えたの？」
AはTシャツを脱がされてキャミソールとハーフパンツ状態に
なっていた。
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作者名：黒猫* | 作成日時：2014年5月6日 17時
