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ー和・・・。
懐かしい声が聞こえた。
気づいたらもう全身から痛みが消えていた。目を開けた。
真っ白な世界に俺だけだと思っていたが、目を開けると１０メートル先ぐらいにあいつのがいた。
あいつが俺を見つけると笑顔を俺に見せてくれた。
ーお墓参り来てくれてありがとう。俺、和が俺のこと忘れたって思ってたから、来てくれるなんて
思ってなかった。和の話、たくさん聞けた。話してくれてありがとう。
Aちゃんと出会って和が笑えるようになってよかった。
俺、言ったことないかもしれないけど和の笑顔大好きなんだよ？照れるから言わなかったけど///
俺が死んでから和の笑顔が消えちゃって・・・。本当にごめん。
和は俺のためにいろいろしてくれたのに、それが和を苦しめる原因になって・・・。
それでも和は俺を恨まずにお墓参りに来てくれた。ありがとう。
俺、和と出会えてよかった。和。最後まで俺と一緒にいてくれてありがとう。
１０メートル先にいるあいつのもとへ向かおうとした。
ー和。こっちに来ちゃだめだよ？和にはまだやることがのこってるでしょ。
残りの人生楽しんでからこっちに来てまた楽しい話聞かせて？
あいつはまた笑って手を振って消えてしまった。
あいつが止めなかったらきっと俺は死んでしまっていたのだろう。
ーありがとう。
たしかに後ろの方であいつの声がした。振り向いたが誰もいなかった。
俺はあいつがいなかったほうの道を歩き続けた。
歩き続けていくと突然体がふわっとして何かに包まれているような感じがした。
和・・・。あたしに生きろって言ったの和でしょ。なのにどうして！？和！目を覚ましてよ！
俺のことを呼ぶAの声が聞こえた。
俺はこっちの世界に戻ってきたらしい。そっか。俺、交通事故に遭って・・・今病院か。
櫻「Aさん。二宮君はきっと目覚めますよ」
櫻井君だ。俺は手を動かした。Aはそれに気づいてくれたみたいで
あ「和っ。Aだよ。聞こえる！？」俺はピースサインをした。
Aは俺の手をギュッと握ってくれた。Aの手の温かさが伝わってきて
涙が頬にこぼれ落ちる。
櫻「和が泣いてる・・・。」あ「和っ・・」
俺は目を開けた。目を開けると泣いてぐちゃぐちゃになったAの顔、
泣くのをこらえている櫻井君の顔が見えた。
櫻「和・・・」あ「和っ！！」Aは俺をギュッと抱きしめた。
和「ちょっ。Aっ。苦しっ。」
俺のためにこんなに泣いてくれる人がいて幸せだよ・・・。
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黒猫*(プロフ) - あおぞらさん» 読んでくれてありがとー☆あおぞらの作品も読みに行くね☆ (2012年11月4日 7時) (
レス) id: 993822fd62 (このIDを非表示/違反報告)
あおぞら(プロフ) - ドキドキした(/-＼*)うちも新しい話考えないと…書いたら読んでくれると嬉しいです♪ (2012年11月3日 19時) (携帯から) (レス) id: 07876c061b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫*(プロフ) - あおぞらさん» 学校とか忙しい・・・。でも忙しくないといえば忙しくないｗ (2012年10月29日 21時) (レス) id: 993822fd62 (このIDを非表示/違反報告)
あおぞら(プロフ) - ありがとう///そー言って貰えて嬉しいよ(/-＼*)また更新頑張るねo(｀^´*)黒猫は学校とかで忙しいと？ (2012年10月29日 21時) (携帯から) (レス) id: 07876c061b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫*(プロフ) - あおぞらさん» 片想いやっぱキュンキュンするね///あおぞらの作品大好きー (2012年10月28日 21時) (レス) id: 993822fd62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫* | 作成日時：2012年10月17日 21時
