エピローグ ページ1
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ん〜、今日は早めに起きた!
いっつも遅刻してるけど、今日は余裕だなー(笑)
さーて、アジは……
はっや、もう自分の席いんじゃん
え、勉強してんの?真面目かっ
安「おはよ!」
あ、バレた(笑)
元「おっはよー!
教室来るの、相変わらず早いなー」
俺の親友のアジは、すっごい頭もいい
だから、なんでこんな赤点ばっかりの俺とつるんでるのか
マジで謎
安「ねえ、宿題今日はやってきたよねー?」
元「都市伝説調べてたから、やってなーい!」
安「都市伝説?なにそれ」
おっ、食いついてくれた?
俺も食いつくように、アジの机に引っ付く
元「いつもの通学路の裏路地あるじゃん?
あそこに悪魔が住んでるんだって!」
いやー、これビッグニュースだわー!!
安「……で、何?」
…………………え、逆になに、その反応
元「え、すごくね?悪魔だよ、悪魔」
安「お前、それただの見間違いじゃねえの
だって、相手は何もしてこないんだろ?悪魔なのに」
冷めてる…うそ!?
俺、めっちゃこのニュース伝えるの楽しみにしてたのに?
元「で、でも、Twitterでは有名だよ?」
安「えー本当に?(笑)」
…絶対に信じてないな
じゃ、ここで信用できる情報を!
元「あそこ、飛び降りが多いの知ってる?
隣のたっかいビルから落ちる人が多いの、これ事実
だから、そいつが悪魔で魂奪ってるんじゃね?って」
安「偶然でしょ!」
元「えー…」
あっさり否定されちゃったなあ…
しょうがない、俺も自分の席に行くか
『…あ………ぇ………ねぇ、……』
後ろから、微かに声が聞こえた
…アジ以外、誰もいないよね
元「…ねえ、なんか言った?」
安「え、何の話?(笑)」
気のせい、?
……………うん、気のせいだよな、うん、!
元「宿題写させて—!」
またかよ、と笑っているアジ
気のせいだな、俺ビビりすぎか!
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作者名:neru | 作者ホームページ:http://keyaki
作成日時:2020年3月10日 19時