時には破局も必要です

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『えーっと、』

「だから！湧と別れて欲しいんです！」

『ごめん、それは無理かな』

「なんでですか？湧も言ってましたよ？体目当てで付き合ってるって」

『…ん、？』

「だーかーらー！湧が体目当てでしか付き合ってないって言ってたの！」

ミユ「ねえ、リコに2人のこと関係ないでしょ？そんなこと言ってどうしたいの？」

リコ「そんなこと言ったらミユも関係ないよね？」

『…ミユいいよ、大丈夫』

リコ「じゃ、行くね！」






高2になって約4ヶ月

同じクラスになって仲良くなったミユと廊下に出て話しているとリコちゃんという女の子が来た

ていうかまだ湧とはそういうことはしたことないんだけど

でもここまで順調だしお互い部活がない日は一緒に遊んだりもした






『てかミユ今の子知ってるの？』

ミユ「あー、リコ？同じ中学だったんだよね。多分今2組で湧くんと同じクラスなんじゃない？」

『…なるほど、好きなんだ、湧のこと』

ミユ「…ほんとにはっきり言って申し訳ないけどA多分別れた方がいいかも、」

『なんで？』

ミユ「リコの親教育委員とかなんかでめんどくさいよ。中学の時も好きな人に振られて飛び降りしようとしてさ、」

『…ええ、』

ミユ「まあ色々めんどくさくなるよ」

『そっか、』

ミユ「なんか暗くなる話ごめんね？」

『んーん、教えてくれてありがと』






若干暗くなっちゃったなあって下を向く

…リコちゃん、湧は私と体目当てって言ってたな






『私って体目当てにしたくなるほど色気ある？』

ミユ「ない。可哀想なくらいない」









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