28 ページ28
.
『ちょ、』
リコ「もう！なんでなの？！なんで！なんでなの！！！」
『...っ、』
リコ「体育祭の時も！借り人で湧くんのところ行ったのに断られるし！何回お願いしてもダメで！でも湧くんはAちゃんのところ行くし！Aちゃんは彼氏いるのに！湧くんずっと私の方見てくれなくて！！」
泣きながらそう言うリコちゃん
湧のことが好きなリコちゃんにとってこれは結構辛いだろう
そりゃそうだ、好きな人だもん、わからなくもない
リコ「Aちゃんは黒田くんと付き合ってるのに！！しかも体育祭の時も私が写真撮ろうって誘ってるのに断られるし！実行委員利用してもダメで！いつも視線の先にはお前がいて。私の方が今絶対距離近いのに！！」
『ちょっと、』
リコ「うるさい！全部あんたのせいだから！」
急にカッターを取り出してリコちゃん自身に刃を向けている
この間ミユが言ってたことってこれのことなのかな、って冷静に判断できる自分にもびっくり
『リコちゃん、これはおかしいって、』
リコ「なに？黒田くんと付き合ってるくせに。湧くんはキープなの？」
『キープとかじゃないじゃん、別れたって』
リコ「でも湧くんに色目使ってるってことはキープなんでしょ？！」
『だから違うってば、そもそも使ってないし』
埒が明かないなあって思ってると廊下から私を呼ぶカホたちの声
その声に驚いたのか私にスマホを返してカッターをしまってスクバを持って教室を出たリコちゃん
カホ「ねえ、今リコちゃん出てきたけど大丈夫？なんかあった？」
「なんかあったら話聞くからね？」
『うん、ごめん、ありがとう』
カホ「あ、てか携帯は？笑」
『あー、机の中に！あった！笑』
「授業中触ってたの？！」
『違うよー笑』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 774人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夕月ハノ(プロフ) - 面白いです！更新まってますね (2022年1月30日 17時) (
レス) @page46 id: 6cf6ea60b9 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - みひろさん» ありがとうございます〜！！ (2021年9月27日 6時) (レス) id: 2a5b0a37ed (このIDを非表示/違反報告)
みひろ - いつも読ませていただいてます!!!!!更新頑張ってください!!!!! (2021年9月26日 9時) (レス) @page7 id: d3d76bc18e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：M | 作成日時：2021年9月23日 22時
