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『…あの、わたしはまだ、黒ちゃんのことをそういう目でみたことなくて、』
振ったのは私だからまだ湧のことが好きっていうのはおかしいし学年にも私が振ったって広まってるからこそ尚更まだ湧のことが好き、だなんて言いにくい
だからそれは隠した
黒田「うん」
『仲良い友達って感じなんだけど、もし、黒ちゃんが好きにさせてくれるなら、つきあいたい、です、』
黒田「まじ、？」
『それでもよければ、』
黒ちゃんのことは嫌いじゃないしむしろ好き
だけどそれをどういう好きなのか考えたことがない
男の傷は男で癒せって言うし(言わないかもしれないけど)彼なら少しでも癒えるかなって思った
黒田「めっちゃ、まじでめちゃくちゃ、うれしい、やばい」
『私も、黒ちゃんのことすきになりたい』
黒田「…ずるっ、」
花火はまだ打ち上がっている
私たちは離れて花火を見上げる
『…っ、？』
黒田「手つないでもいい？」
『もう繋いでるじゃん』
黒田「いやー、なんか言動と行動が一致しなかったよね」
『意味わかんないから』
ふふって楽しそうな彼
花火が終わってみんな帰っていく
でもまだ私たちはベンチから立ち上がらない
黒田「おれ明日みんなに自慢しよー」
『やだよ、恥ずかしい』
黒田「なあんで！俺言いたいタイプ！」
『あー、想像つくわ笑』
黒田「もー、冷たい！」
なんとなくだけどみんなに報告したがりっぽい黒ちゃん
ずっと私の手を握ってるからまだまだ立つ気配は無い
『そろそろ行く？』
黒田「えー、もう？」
『私家着くの9時頃になっちゃうからそろそろ帰りたいな、』
黒田「…はーい、」
立ったけどゆっくり手を繋ぎながら歩く
早く歩きたいけど私もこの手が嬉しいからペースを合わせた
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夕月ハノ(プロフ) - 面白いです！更新まってますね (2022年1月30日 17時) (
レス) @page46 id: 6cf6ea60b9 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - みひろさん» ありがとうございます〜！！ (2021年9月27日 6時) (レス) id: 2a5b0a37ed (このIDを非表示/違反報告)
みひろ - いつも読ませていただいてます!!!!!更新頑張ってください!!!!! (2021年9月26日 9時) (レス) @page7 id: d3d76bc18e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2021年9月23日 22時
