第77話 ページ40
*****
「や、やめろぉぉぉ！」
お父様は苦しんでいる。そして、ライブは終わった。
「では…結果発表です！」
興奮度投票の結果…。
私達がお父様を上回った。
そして、ういはお母様達の操り術を解いた。
お母様達は、私を守るように前へ出る。
「…お前達のせいだ。」
「…え？」
「それならいっそ、お前を…！」
お父様が私のプリチケを手に、最終手段を選んだようだ。
「や、やめなさい！貴方、過去に言っていたあの言葉を思い出して！」
『そうはさせないよ。しようとしてるやつは、私が許さない。』
「それがなんだって言うんだ！A！お前は、もうここで死ね！」
「お父様…！」
「お父様って気安く呼ぶな！私の娘は誰一人としていない！」
「…！」
お父様が私のトモチケをパキる寸前…。
なにかあたたかい光りが、お父様を包んでいた。
…！あれは…キャスト？
「リリー…？」
「え！？」
現れたのは、妖精リリーだった。妖精リリーがどうしてここに？
「リリー…会いに来てくれたのか？」
「お願い、ジン様…。ういとAを否定しないであげて。」
「…リ、リリー？」
「迎えに来ました…。貴方の事をずっと待っていました。私は、負の感情を受け止めきれずに死んだ後、天界を担うキャストとなったのです。そして、貴方は神でありながら、悪に染まってしまいこの様な事態を招きました。ですので、あなたを…天界で処罰を言い渡します。」
「お父様を…天界で？」
「ええ。この罪は大きいですからね。…久しぶりですね。A、うい。こんなに大きくなって…誇りに思います。」
「…ありがとう。リリー。私達を生まれさせてくれて。」
「いいえ。大丈夫ですよ。さぁ、ジン様…行きましょう。」
お父様の最後の姿は、リリーに引き取られ嬉しそうな笑みをこぼしていた。
メイキングドラマで見た、昔の私に向ける笑みだった。
…今は向けてくれない。
「お父様…。」
「……。」
「では、行きます。カエデ様も、お元気で。」
「ええ。帰ってきてくれて、ありがとう…。」
「いえ。では。」
口…聞いてくれなかったな。
…でも、お父様が業を背負うなら、私はずっと…お父様の事好きでい続けるよ。
たとえ、お父様が誰にも好きでいられなくても、私だけは…お父様の事…思ってるから。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
栗花落 萌(プロフ) - りんりんさん» わわ…！コメントありがとうございます！面白かったなら良かったです…！次の作品もこの作品同様、頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2019年6月18日 17時) (
レス) id: 0c7ed6b5ed (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 完結、おめでとうございます！凄く面白かったです！次の作品もきっと読みに来ますので、頑張ってください！ (2019年6月18日 17時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
栗花落 萌(プロフ) - りんりんさん» コメントありがとうございます！初コメ･･･！とても嬉しいです！はい！両立頑張ります･･･！ゆっくりですが、私なりに頑張ります！ゆっくりですが、いいお話になるように思考錯誤しながら、お話を書いていきたいと思います！長文コメント失礼しました。 (2019年3月23日 11時) (レス) id: 0c7ed6b5ed (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - こんばんは！高校生…大変ですよね！更新、楽しみに待っています！ゆっくりでも、しっかり見に来るので、両方頑張ってください！応援してます！ (2019年3月23日 0時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：栗花落 萌 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年1月2日 19時
