第7話 ページ10
ま、ままま、まさかと思うけど、私?
「そ、その人って…?」
「コホン…別に君には関係ないだろう。それに…。」
「それに…?」
「別に、何でもない。ふわり、AくんをD組に連れて行ってくれないか?ふわりと一緒のクラスだからさ。」
「まぁ…!そうなのね!A、行きましょう?」
「あ、うん!」
ま、ままま、まさかまさか、ひびきの初恋の人が私だったなんて!凄い嬉しい!……でも、初恋よりも今の恋の方がいいに決まってるよね。だって…。現時点で、ひびきは私よりふわりの事を選んでるんだから。でも、まだチャンスはあるはずだよね!それに…。ひびきが『それに…。』って、言ったのも気になる。ふわりに聞いてみようかな。
「ふわり、よろしくね。」
「うん、よろしくね。」
「ふわり、さっきのひびきの話聞いていいかな?」
「あら、Aも気になる?そうよね、ひびきさんの初恋って、気になるものね!」
「う、うん。気になる!」
「私が聞いた話によると、あれはひびきさんが撮影でやぱなし県に行ってる時だったみたい。車で見かけたらしいの。女の子を。その女の子は、とても魅力的な何かを感じたみたい。その女の子は、とっても可愛らしくて、綺麗な雰囲気を纏ってたって。その女の子が、迷ってるみたいだから、思わず車を止めたらしくて。その女の子に寄ると、プリパラに行こうとしてたみたいで。とりあえず、やぱなし県のプリパラに案内して、それからみたい。プリパラに憧れたのは。その女の子は、お礼に歌を歌ってあげたみたい。その歌声は、まさに女神のような歌声で。その子に、女神のような歌声だねって言ったら、その子はなんて言ったと思う?その女の子、実はプリパラの女神って言ったのよ!普通なら信じないのに、ひびきさんなら尚更。でも、ひびきさんはその女の子の事を信じたの。その女の子と、ある約束をしたんだって。」
「約束…。」
「それは、また会ったら、僕のミューズ…つまり、女神様になってくれないか?って。すてきなプロポーズよね!でも、それ以来その女の子は現れなかったの。でも、その子は女神様として忙しいから、会える時が来ないかもしれないって。悟ったはずなのに、未だに忘れられないみたい。でも…。」
「でも…?」
「私…女神様には勝てないのかなって、ずっと…そう思ってるの。」
「ふわり…。」
「ご、ごめんなさい。こんな事急に言われたら、困るわよね。さ、着いたわよ。」
……そっか。私だけじゃない。私とふわりは、ひびきの心境が分からない限り、不安なんだ。……ふわり。
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作者名:アリスティー | 作者ホームページ:
作成日時:2018年12月20日 18時