人間に落第した女神様 (ページ8)

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第5話ページ8

そして、この騒ぎが収まった。私は、あじみお姉ちゃんの家に住まわすことになった。へぇ～！あじみ先生って、一人暮らしなのかぁ！
「お姉ちゃん、私の部屋はどこ？」
「ここでアンリ・マティス」
「アンリ・マティス…？まぁ、いいか！へぇ！ここが私の部屋かぁ！……なんか、狭いな…。」
「そうルーペンス？」
女神育ちの影響かわからないけど、なんか、部屋が狭いんだよね…。私の部屋、軽く15畳はあるし。ここは…。6畳くらいかな？うわぁ…。人間って、こんなこじんまりとしたとこにいるんだ…。……でも、考えてみれば、こういうとこもいいかも。なんか、落ち着いて、物事を進めそう。落ち着くとことしては最適かな。
「じゃ、ここで！」
と、言って、ベッドへダイブする。わわわ…。こんなにふかふかー！私は、ベッドの上でゴロゴロしてみる。……うわぁ…。こんなんじゃ、眠っちゃいそうだよ。
「喜んで貰えて嬉しイーゼル！じゃ、ポンカンは、料理の準備をしてくるダ・ヴィンチ！」
「はーい！」
へぇ～！お姉ちゃんって、料理できるんだ…！なんか、意外…。お姉ちゃんって、絵しか興味ないって思ってた。……そういえば、あじみお姉ちゃん、コスモって人とオムライスを作ってたんだよね。……気になった人もいるけど、私ってアイドルを司る女神だから、アイドルのなった子たちの過去は全部知ってるんだ。ただ、私の場合、忘れっぽいから、なにがなんだか分からない時もあるんだけどね。その時がちょうど、ひびきとお姉ちゃんの関係が分からなくなったときみたいにね。…ひびきの友達のトラウマも知ってる。でも、ファルルとふわりと笑顔になってた。それって、嬉しいんだ。……でも、なんでだろ。ひびきにとって、私はどうなのかな。私にとって、ひびきは初恋の人だけど、ひびきは…。ひびきは、ふわりとファルルの事が好きで、特にふわりは恋愛対象として見てた。もちろん、それと同じくらいに、ファルルを大切にしてる。私は、ふわりには…勝てない存在なのかな。……って、だめだめ！まだ、そう決まった訳じゃない！確かに、ふわりには勝てないかもしれない。今は。でも、これから頑張れば…！
「A～！料理できターナー！」
「あ、はーい！」
がんばれ！私！

でアンリ・マティス→～であります
そうルーペンス？→～？
嬉しイーゼル→～い
ダ・ヴィンチ
できターナー»～た
ポンカン→一人称