人間に落第した女神様 (ページ12)

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第9話ページ12

そして、教室に入ると私を見る生徒達。ど、どどど、どうしよう…。緊張する…。と、とりあえず、自己紹介自己紹介…。
「では、Aさん、名前を…。」
「あ、はい！」
いつも通りいつも通り…。
「えと！神楽 Aです！よろしくねー！」
「「「「よろしく～！」」」」
ホッ…。よかった…。普通にして正解！やっぱり、みかん選んどいてよかった…。
「席はふわりさんの隣ね。」
「あ、はい！」
よかった…。ふわりの隣だ…。そして、席に座る。休み時間。私は、みんなに質問攻めをくらう。
「ねね！なんで空から落ちてきたの！？」
「あ、それはシークレットです。」
「じゃあじゃあ、あじみ先生とどんな生活してるの！？」
「お姉ちゃんはとってもいい人なの！料理できて、なんでもできるんだー！語尾多すぎてわからない所が多々あるけど…。」
「元気だね～！こんな女神様がいたら、いいのにねー！」
「あ、あははははは…。」
………女神なんだけどね。なんか、元気ってだけで、女神っぽくないのかなー。なんか、ショック…。……って、質問攻め結構きついなー…。と、そんな中助けてくれたのは…。
「ねーねー、君達ー！ボクを見てー！」
と、現れたのは…。あ！昨日の…！
「青い髪の人！確か、ドロシーだよね？」
「……！？なんで、僕の名前知ってるのさ！」
あ、しまった…。あ、この子の性格なら…。
「ドロシーって、人気者だから有名だよー！」
「そ、そう？まあ、そういう事にしておこうかな！……気に入った！Aだっけ？A、来てー！」
「え！？私！？」
「うん、A！行こう！」
「えぇー！？」
うわぁーん、どうなるのー！？私ー！？