第595話 ページ6
『それにしても、こはくってばいつの間にあんなこと出来るようになったの?』
こはく 「あんなこととは?」
『さっきのウインクのことだよ』
まさかこはくにウインクをされる日が来るなんて……
こはく 「あ、あれは!ファンサでしとるけん」
ライブのファンサってことか
『じゃあ、私にもファンサってことか』
こはく 「さっきのはそういうんとちゃうよ」
『ふ〜ん』
咄嗟に出たってことか
こはく 「それよりAはん」
『なぁに?』
こはく 「さっきのわしがプロデューサーはんが好きやって話が聞きたいんやけどな」
『えっ』
さっきまで焦っていたこはくは笑顔だった
『そ、それは……』
こはく 「うん」
「ねぇねぇ、あの二人でしょ?」
「彼女さんがイケメンなカップルって」
「そうそう」
『ん?』
なんか聞こえる
少し周りを見てみると、制服を着た女の子達が私たちを見ていた
「いいなー」
「かっこいい彼女さんなら私もいい!」
「彼氏じゃなくていいんかい」
『イケメンって……』
こはく 「Aはんのことやろ」
そう言ってこはくは私を見てくる
『え、私?』
こはく 「どう考えてもそうやろ」
そうなの?
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作者名:明桜 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs miri1
作成日時:2024年3月24日 12時