【あんスタ】あの日常が戻ってきた瞬間に来てしまった女の子13 (ページ3)

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第592話ページ3

そして……

ぎゅっ

こはく｢なっ！？｣

私はこはくの腕を引っ張って自分の腕の中に入れた

そう、私はこはくを抱きしめた

こはく｢Aはんっ！？｣

私が急に抱きしめたことで驚いているこはく

『いいから』

こはく｢いや、いいからちゃうし！｣

腕の中でこはくは言う

まぁよくはないわな

こはく｢…………｣

そう思っていると急に静かになったこはく

店員｢お客さ『あの』はいっ！｣

『これで許してもらえないですかね？』

私の彼氏恥ずかしがり屋さんでと言って腕の中でふるふると震えているこはくの背中をぽんぽんと叩く

｢きゃぁぁぁ｣

｢かっこいい〜！｣

えっ、なに？

どしたの？

周りから声が聞こえてくる

背中に手を回していないから、どうすればいいのか分からないんだろう

店員さんには見えない方の肩にこはくは顔をうずめてきている

一応顔は見えないようにしている

店員｢もちろんです。ありがとうございました！｣

店員さんはにこっと笑って962円ですと言ってきた

『あ、はい』

私はお金を出すためにこはくを離す

そして財布を出すために鞄に手をかける