【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……3

第百三十六話 ページ39

いや、これは意味ありげっていうか……なにか企んでいるような顔で笑っている

三郎 ｢面白いな、お前。気に入った｣

『私はなにひとつ面白くないですし、気に入らないでください』

三郎 ｢別にいいじゃないですか｣

『よくないね』

三郎 ｢…………｣

『…………』

八左ヱ門 ｢雷蔵！もう決まったか？｣

私と鉢屋三郎が黙ったまま見ていると竹谷くんが声を出した

彼の方を見てみれば不破くんがあたふたしていた

不破 ｢え、えっと……！｣

八左ヱ門 ｢あの！｣

すると竹谷くんが私を見てきた

『ん？』

これは私に話しかけてきているのかな？

八左ヱ門 ｢あなたは何を食べましたか！？｣

パシッ

そう言って竹谷くんは鉢屋三郎と私の間に割って入って来た

三郎 ｢あっ！｣

『やった！！』

そのおかげで私は鉢屋三郎から離れることが出来た

『私が食べたご飯？』

私がそう言うと頷く竹谷くん

『Bセットのスクランブルエッグだけど……』

八左ヱ門 ｢Bセットですね！｣

『う、うん』

私が頷くと彼は不破くんの方を見る

八左ヱ門 ｢雷蔵！この人はBセットを食べたらしい！お前もBセットにしろ！｣

三郎 ｢はぁ？｣

『え？』

竹谷くんの言葉に私と鉢屋三郎は呆気にとられる

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