【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……3

第百二十九話 ページ32

パタン

私は襖を閉めて姿見の前に立つ

『神珠様、神珠様。姿をお見せ下さい』

私がそう言うとパァっと鏡が光り出す

神珠 ｢やぁ！どう？忍たまたちと初対面した感想は？｣

『さっそく戦輪が飛んできました』

あははと笑うと神珠様は顔を顰める

神珠 ｢A、笑い事じゃないよ｣

『笑い事ですよ、まさか戦輪が飛んでくるとは。まぁ、掴んだんで大丈夫でしたけど』

神珠 ｢その結果、怪我したら元も子もないでしょ｣

そう言って私の怪我した指を見て悲しい顔をする神珠様

私は咄嗟に右手を隠す

神珠 ｢無理しないでね｣

『分かっています』

神珠 ｢それで今日は仲良くなれた子はいる？｣

『はい、あとでノートにメモでもしておこうかと』

神珠 ｢うん、そうした方がいいね｣

『はい。それでは、またなにかあれば』

神珠 ｢いつでも呼んでいいからね｣

にこにこ笑顔の神珠様に手を振られ、私はお辞儀をした

そして姿見は私を映していた

『メモメモ』

私は鞄からノートとペンを取り出した

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

○月✕日

打ち解けた生徒

一年い組

今福彦四郎くん(学級委員長会)

一年は組

加藤団蔵くん(会計委員会)

四年い組

綾部喜八郎くん(作法委員会)

四年は組

斉藤タカ丸くん(火薬委員会)

事務員

小松田秀作くん

教師

山本シナ先生、吉野作造先生

第百三十話→←第百二十八話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す