第百二十二話 ページ25
『よし、今日の仕事は終わり〜』
団蔵 「お疲れ様です」
『団蔵くんはこれから教室に帰るでしょ?』
団蔵 「はい」
『それじゃ、私からこれを……』
そう言って私は団蔵くんの手に飴玉を乗せた
味はレモン
団蔵 「いいんですか?」
『うん。ちょっと酸っぱいかもしれないけど、これ舐めて頑張って』
そう言って私は団蔵くんの頭を撫でる
団蔵 「はい!」
『いいお返事だね』
団蔵 「あの…!」
『んー?』
団蔵 「天女様のこと、俺誤解してました」
『…………』
私は彼の言葉に黙る
団蔵 「天女様も他ののやつらと一緒だと思ってました」
『…………』
団蔵 「けど、天女様は他のやつらと違って俺のことを褒めてくれました」
『なんか言われたりした……?』
団蔵 「字のことで……」
『……そう』
なるほどね、大方汚いとか読めないって言われたんだろう
まぁ、確かに彼の字は独特だからなぁ
『そんなの気にしちゃダメだよ。言ったでしょ、人には得意不得意があるって』
団蔵 「…………」
『団蔵くんには自慢できる得意なことがあるんだから。馬術なんて練習しないと出来ないことだよ?』
団蔵 「はい」
『だから団蔵くんは団蔵のやり方でいいんだから』
団蔵 「はい!」
私がそう言うと笑顔になる団蔵くん
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明桜(プロフ) - すみさん» コメントありがとうございます!いえいえ、こちらこそすみません。すぐに直しますね! (3月12日 22時) (レス) id: 13e57be736 (このIDを非表示/違反報告)
すみ - 数馬が和馬にところどころなってます、間違ってたらすみません! (3月12日 21時) (レス) @page8 id: 04a294b2d7 (このIDを非表示/違反報告)
明桜(プロフ) - 野性のごりらさん» コメントありがとうございます!そう言って貰えて書いている側としてとても嬉しいです!ありがとうございます!これからもみんなをぎゅんぎゅんさせられるよう頑張ります! (7月26日 19時) (レス) id: b4587a2f8b (このIDを非表示/違反報告)
野性のごりら(プロフ) - 初コメ失礼します。今日初めて読ませて頂いたのですが、物語とっても読みやすくてスラスラ読めました!皆が少しずつ主人公ちゃんを信頼できるようになっていっているところに、きゅん越えてぎゅんぎゅんしてます♡これからも頑張ってください!長文失礼しました… (7月26日 13時) (レス) id: e2195afd76 (このIDを非表示/違反報告)
明桜(プロフ) - めろんぱんさん» ありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (7月22日 12時) (レス) id: b4587a2f8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明桜 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs miri1
作成日時:2023年7月21日 20時