【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ10)

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第五十八話ページ10

『あっ、ちょっと待って！』

伊作｢ん？｣

私はあることを思い出して、歩くのをやめた

そしてある人を探す

『み〜つけた』

私はそう言ってある人のところに走っていく

『あの、すみません』

？｢な、なんだね……｣

私が近づくと彼は眉をひそめる

『これ』

そう言って私は彼にある物を渡す

？｢これは……｣

そう言って驚いた顔を見せたのは、体育委員会顧問の日向墨男先生だ

『彼に返しといてもらってもよろしいでしょうか？』

日向｢…………｣

『きっと私じゃ無理だと思うので』

シナ｢Aちゃん……｣

私は笑って言った

うん、きっと無理だろう

私じゃ受け取って貰えないし、なにより近づくことさえできない

伊作｢…………｣

日向｢分かった。責任もって滝夜叉丸に返しておこう｣

『ありがとうございます。よろしくお願いします』

私は日向先生にそう言ってお辞儀をして、善法寺くんのところに戻った

『待たせてごめんなさい』

伊作｢いや、大丈夫だよ｣

そう言って笑ってくれる彼に優しいなと思いながら私は善法寺くんに着いて行った