【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ45)

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第九十三話ページ45

『秀くん、そこは笑うとこじゃないよ』

吉野｢まったくですよ。ところで蝶月さん料理の方は？｣

『一通り出来ます』

吉野｢なるほど。ではさっそくおばちゃんのところに行ってあげてください｣

きっと待ってますからと言ってくれる吉野先生

『分かりました』

私はそう言ってお辞儀をして部屋から出て食堂に向かった

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食堂に着いて私はひょこっと顔を覗かせた

そこにはおばちゃんの後ろ姿が見えた

『すみません』

おばちゃん｢はーい！｣

おばちゃんは振り返ると私が来たのにびっくりしたのか、驚いた顔をする

おばちゃん｢あら、てんに『……』じゃなかった！｣

『Aでいいですよ』

失礼しますと言って厨房の中に入る

おばちゃん｢でも……｣

『すみません、私天女様って言われるの嫌いなんです』

わがまま言ってすみませんと言うとおばちゃんは一瞬目を見開いて笑顔を見せてくれた

おばちゃん｢分かったわ、Aちゃんって呼ぶわね｣

『すみません、ありがとうございます』

おばちゃん｢謝るのはこっちの方よ。ごめんなさいね｣

そう言って眉をさげるおばちゃん