【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ35)

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第八十三話ページ35

『初対面の人を見る時最初に顔を見るでしょ？』

彦四郎｢はい｣

秀作｢そうだね｣

『この門だって忍術学園に来た人がはじめに通る場所。そこが汚かったら嫌でしょ？』

彦四郎｢はい｣

『それと一緒だよ。事務員のは派手じゃなくていい。陰ながら支えるのが一番』

そう言って私は彦四郎くんの頭に手を置く

『それって、なんだかかっこよくない？』

彦四郎｢っ！！｣

私は笑顔でそう言って彦四郎くんの頭を撫でる

秀作｢…………｣

彦四郎｢…………｣

『あれ？』

私がそう言うと二人は黙ってしまった

私、生意気なこと言っちゃった……？

『えっと、ふたりと(うわぁぁ)っうぉ？』

すると今まで黙っていた彦四郎くんが声を上げて泣きながら抱きついてきた

『…………』

彦四郎｢か、っ、かっこいい、ですぅぅぅ｣

泣きながらもかっこいいと言ってくれる彦四郎くん

『よしよし』

彦四郎｢ひっく、ひっ……｣

『怖かったね、よく頑張ったね』

私は彼の頭を撫でながら抱きしめる

秀作｢ひっ……く｣

『ん？』

すると違う泣き声が聞こえてきた

見てみると秀くんが涙目になっていた