【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ33)

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第八十一話ページ33

秀作｢だからその分、事務作業をやりたがらなかったんだよ。地味だからって｣

『いや、事務作業は派手ではないよね』

そうだ、事務作業は目立ってすることじゃない

秀作｢そうなんだけどね｣

彦四郎｢…………｣

眉を下げて困った顔をする秀くん

そして黙ったままの彦四郎くん

『どうかした？』

彦四郎｢…………｣

私は喋りやすいように彼と同じ目線になるよう、しゃがみ込む

確か下級生に仕事を押し付ける天女がいたって言ってたな……

『もしかして、天女に仕事押し付けられた？』

彦四郎｢っ！！｣

私がそう聞くと彦四郎は分かりやすく肩をビクつかせる

やっぱりか

『ちっ、最低だな』

彦四郎｢……っく｣

ん？

秀作｢彦四郎くん？｣

秀くんもしゃがみこみ、彦四郎くんを覗き込む

すると目を見開く秀くん

どうした？

彦四郎｢ひっ、くっ……っぐ｣

『！？』

ん？
どうした！？どうした！？

なんで泣いてるの！？

私、なにかしちゃった？

『えー、とっ、彦四郎くん。どうしたのかな？』

彦四郎｢て、天女様が……っく｣

『私？』

私だって！？