【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ21)

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第六十九話ページ21

『まったく……あの人はなにを考えているんだ』

きっとなにも考えてないんだろうな……

喜八郎｢なんにも考えてないと思うよ｣

『…………』

そう言ってくりくりの瞳で私を見てくる喜八郎

喜八郎｢ぼく達も早く入ろうよ｣

そう言って手を引っ張る喜八郎

『いや、あんたもなにも考えてないね！？』

嫌だと言って私はその場に踏みとどまる

『一緒にいちゃダメなんだってば！！』

喜八郎｢だから大丈夫だって。気にしないで行こうよ｣

いやいや、気にするから

気にしますからね？

私が嫌だと駄々をこねていれば、ふと思った

『…………』

喜八郎｢A……？｣

急に静かになった私を見て不思議そうに首を傾げる喜八郎

こんなこと、いわゆるわがままをしていれば他の天女達と一緒になってしまうわけではないか

それは嫌
それだけは絶対に嫌だ

私は他の天女と一緒じゃないんだから

でもなぁ……

『うーん』

喜八郎｢なら、こういうのはどう？｣

『ん？』

私は喜八郎の提案に耳を傾けた

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『おはようございます』

？｢おはよ、うございます。……天女様｣

そう言ったのはこの学園の全生徒、全職員の胃袋を掴んでいる食堂のおばちゃんだった