【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ3)

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第五十一話ページ3

『ふぅ……』

まさか戦輪が飛んでくるとは

『油断はできないってことか……』

？｢ちょっとー！！｣

『ん？』

私がそう呟くと誰かが走ってくるのが見えた

あれって……

伊作｢はぁっ、はぁっ、君……｣

『…………』

保健委員会委員長の善法寺伊作くんだった

『……なんですか』

伊作｢手……見せて｣

『え？』

そう言って手を出してくる善法寺くん

『いや、なんでですか？』

伊作｢いいから見せて｣

『嫌ですよ』

そう言ってじりじりと迫ってくる善法寺くん

見せろと言わんばかりの目

これは本当に見せなきゃいけないっぽい

『……はい』

伊作｢え……？｣

私は言われたとおりに手を出すと善法寺くんは不思議そうな顔をする

いや、なんでそんな顔するの

『手、見せたでしょ。これでいいでしょ？』

伊作｢…………｣

善法寺くんにそう言って私は手を引っ込めようとした

ガシッ

『っ！！』

すると善法寺くんが手を掴んできた

な、なに！？

伊作｢もう片方の手、見せて｣

『…………』

伊作｢僕が見たいのは、左手じゃなくて右手｣

『……嫌だ』

私が嫌だと言えば善法寺くんは顔を顰める