【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ17)

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第六十五話ページ17

喜八郎｢善法寺先輩が言った通り、ぼくは穴掘りが趣味でよく穴掘りをしていたら、天女様が汚いとか土臭いとか文句を言っていたんだ｣

『なるほど』

喜八郎｢それである日僕が穴を掘っていたら何番目だったけかなぁ……？天女様がぼくの掘った落とし穴に落ちたんです｣

『あらあら』

そりゃ大変だ

喜八郎｢それで怒った天女様はぼくから踏み子ちゃんを奪おうとしたんです｣

『へぇ〜』

凄いな、その天女

喜八郎｢まぁ、奪えるはずもなく終わったんですけどね｣

『そうだったのね』

伊作｢あの時は彼女機嫌が悪くて、よく下級生に当たったり、君にもなにかとしてたよね｣

喜八郎｢はい、上級生にいじわるされました｣

『…………』

私は彼の言葉を聞いて、善法寺くんを見る

伊作｢…………｣

善法寺くんは俯いてしまう

きっと彼もそれに加担したのだろう

『分かった。じゃあ君は特に天女とあんまり関わらなかったんだね』

喜八郎｢うん｣

人気だったから他の六年生たちと一緒で彼女の傍にいるのかと思ったけど違ったのか……

『だからって大丈夫じゃないけどね』

喜八郎｢そうなの？｣

『そうなの！』

なにを呑気げに言ってるんだこいつは！