【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……2 (ページ2)

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第五十話ページ2

その持ち主は自称｢学園一成績優秀｣のナルシスト。でもその実、影の努力家

この戦輪にも輪子という名前がつけられていて、彼の得意武器である

｢あの天女、滝夜叉丸先輩の戦輪を！｣

｢素手で掴んだ！？｣

｢天女がそんなことできるのか！？｣

私がまさか掴むとは思っていなかったのか、忍たま一同驚きを隠せていない

先生方もそれは一緒でどよめいている

そこまでか

てか、人が名乗ってる時にこんな危ないもの飛ばさないで欲しいんだけどね

『しっかし、まぁ。これが戦輪かぁ……』

そう言って私は掴んだ戦輪を眺めた

滝夜叉丸｢っ！？｣

『本物の戦輪が見れる日が来るなんて。てか、凄いなこれ……外側に刃がついているのか』

アニメでは見えなかったけど、間近で見るとすごい

そりゃこんな刃があったら切れるよね

そう思いながら私は戦輪を触る

グサッ

ありゃ

？｢なんだあの天女は？｣

？｢滝夜叉丸くんの戦輪を怖がらないなんて……｣

？｢…………｣

あぁ、見てる場合じゃなかった

私、自己紹介してる途中だったんだ

でも彼に遮られちゃったし、もういいか

言うことだけ言って下がろう

『私のことは天女と呼ばないでくださいね』

私はそう言ってお辞儀をして壇上から降りた