【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……

第三十八話 ページ39

勘右衛門 ｢美味しい！！！｣

ズコォォ

尾浜くんの言葉に久々知くんと私以外の五年ろ組のみんなが転んだ

久々知は目を見開いて尾浜くんを見ている

きっと驚いてるんだろう

てか、みんなお約束の転び方だね〜

勘右衛門 ｢なにこの飴！！シュワシュワしてる！！｣

八左ヱ門 ｢か、勘右衛門……？｣

『尾浜くんにあげたのは私と同じサイダー味の飴だよ』

勘右衛門 ｢サイダー？｣

私がそう言うと不思議そうに見てくる五年生

『うん。サイダーはもともと飲み物で水と香料、酸味料、糖を混ぜたものに炭酸ガスを入れてるもの』

三郎 ｢炭酸、ガス……｣

『サイダーでも味は違うけど、私は甘いものが好きだからそれを選んでるんだよ。この時代だとラムネに近いかもね』

雷蔵 ｢そうなんだ……｣

兵助 ｢…………｣

三郎 ｢その飴にそんな仕組みがあるなんてな｣

飴というか、まぁサイダーにだけどね

八左ヱ門 ｢大丈夫なのか？｣

勘右衛門 ｢ん？なにが？｣

心配してくれる竹谷くんに尾浜くんは普通に飴を舐めている

八左ヱ門 ｢いや、だから……気持ち悪いとかそんなのないか？｣

竹谷くんは私をちらちら見ながら言っている

第三十九話→←第三十七話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す