【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……

第三十一話 ページ32

『さてと……』

シナ先生には天女じゃないっていうとは分かってもらえた

あとの他の先生たちは……

うん、無理だろうな

『だって、めっちゃ殺気出てたし。他の天女は気づかなかったのかな』

まぁ、気づいたとしても怖がって上級生に泣きつくパターンだろうな

私はそう思いながら鞄からある物をだした

『あったあった』

私は一つのポーチを出してその中から

『棒付きキャンディ、サイダー味！』

私がポーチから取り出したのは棒付きキャンディのサイダー味

よくコンビニとかで売ってある別名ロリポップ

私はこれが大好きで、毎日持ち歩いていた

味はなんでもいいんだけど、このサイダー味は期間限定だったから買ってみた

包み紙をペリペリと剥がし、口の中に入れる

入れた瞬間、シュワシュワとした感覚が口の中に広がる

炭酸が嫌いな私でも食べれるな

『うん。おいひい、おいひい』

そう言いながら私はポーチを鞄の中にしまい、スマホを起動させた

画面に映し出された時間は5：23

『もう、こんにゃじかん』

晩ごはんを食べる時間だな

でも私は食べれるのだろうか

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