【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……

第三十話 ページ31

シナ ｢きっとなにかあるのよね。なら、言わないわ｣

『ありがとうございます』

そう言ってくれるシナ先生の言葉に嬉しかった

シナ ｢ならなんて呼べばいいかしら？｣

『なんでもいいですよ。呼び捨てでも全然おっけーです！』

シナ ｢呼び捨ては少し気が引けるから……Aちゃんでいいかしら？｣

『はい！』

てか、今さらながら私はシナ先生と呼んでも良かったのだろうか

シナ ｢Aちゃんもシナ先生でいいからね｣

『ありがとうございます』

やった！！

シナ ｢じゃあAちゃんはこの着物でいいのね？｣

そう言ってシナ先生が見た先には淡い水色……一年生の制服より薄い水色に所々に白い羽が舞っていて黄色の月が描かれている着物があった

帯は白色だ

『はい、これがいいです』

シナ ｢分かったわ、着付けはどうしましょう？｣

『あ、一人で出来るので大丈夫です』

シナ ｢そう？｣

『はい。私はいつも着物を着て過ごしていましたから』

シナ ｢……そうなの｣

私が笑ってそう言うと眉を下げる先生

どうしたんだろう？

『シナ先生……？』

シナ ｢いえ、なんでもないわ。着替え終わったら少しだけ待っていて｣

『分かりました』

部屋から出て行くシナ先生にお辞儀をした

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