【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……

第二十六話 ページ27

私がしてもそんな風にはならんぞ

てか……

『す、すみませんでした！！！』

シナ ｢えっ？｣

私はシナ先生に勢いよく謝った

『急にたくさん喋りだしてしまって！！』

シナ ｢いえ、そんなことは……｣

『せっかくシナ先生が用意してくれた着物を、気に入らないなんて言う子がいたなんて信じられなくて。というか、ふざけんなって思って……言い訳にしかならないですけど』

シナ ｢…………｣

私がそう言うとシナ先生は俯いて黙ってしまった

あぁ、なんてことだ

思ったことをシナ先生に言ってしまうなんて
私の悪い癖だ

しかも口が悪いことがバレてしまった

最悪だ……

シナ ｢…………｣

『し、シナせんせっ…！？』

黙ったままのシナ先生が怖くて声をかけると、俯いてる先生の顔からなにかが落ちた

その落ちたものは彼女の制服にシミをつくる

ま、まさか……

シナ ｢ひっ、く……ひっく……｣

やっぱりーー！！！

シナ先生から泣く声が聞こえてきた

しかも顔を両手で覆ってしまったよ

あー、やらかした。やらかしてしまったよ

こんな美人を泣かせるなんて私はなんてことをしてるんだよ

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