【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……

第二十五話 ページ26

『そうですねぇ……』

私は全部の着物を見ていると一つの着物に目がいった

『…………』

シナ ｢天女様……？｣

私は一つの着物を手に取った

『これ……』

シナ ｢それがいいんですか？｣

私が選んだ着物に驚いていた

『はい、ダメでしょうか？』

シナ ｢い、いえ！全然！｣

私が聞くとシナ先生はブンブンと顔を思いっきり横に振る

いや、そんなに顔を振らなくても……

『他の人たちは、派手な着物ばかりだったんですか？』

シナ ｢そうね。全員が派手な着物を選ぶ子だったわ。私が用意した着物が気に入らないって子もいたわ｣

そう言って悲しげな表情を見せるシナ先生

全員、派手ってどういうことよ

てか……

『気に入らないってなんですか！！』

シナ ｢っ！？｣

私がいきなり大声をあげたことでシナ先生は驚いている

シナ ｢天女、様……？｣

『せっかくシナ先生が用意してくれたのに、気に入らないっておかしいでしょ！』

シナ ｢…………｣

『てか、用意してくれただけありがたいって思えよ！急に来たばっかで、そんなわがまま言ってさ！そんなに嫌なら自分で買いに行けよ(……)って……』

私が無我夢中になって喋っていると、目の前にいるシナ先生がポカンとした顔で私を見ている

そんな顔でも美人さんがすると綺麗ってなんでだろ

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