【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……

第二十二話 ページ23

学園長side

ガタッ

Aが出ていくと天井にいた群青色の制服を着た生徒たちが五人出てきた

？ ｢学園長先生！どうしてあんなことを言ったんですか？｣

？ ｢あの天女、俺たちのことに気づいたな｣

？ ｢何者なんだろうね｣

？ ｢天女は天女だろう。きっとまぐれだ｣

｢まぐれで殺気が分かるかのう……｣

？ ｢そ、それは……｣

まさか気づかれてるとは思ってなかったのう

今までの天女は誰一人気がつかなかったのに

仙蔵 ｢学園長先生｣

｢なんじゃ？｣

仙蔵 ｢あの天女は自分の他にも天女が来たことを知っていました｣

？ ｢なんだって？｣

七松 ｢しかもいつもなら私たちが来た時には地面に座っているのに、あの天女は木の上にいました｣

｢木の上じゃと？｣

留三郎 ｢俺たちが来た時には木の上に立っていたので、着地をしたのかと思われます｣

｢また変わった天女が来たもんじゃのう｣

？ ｢学園長、いかがいたしましょう｣

｢そうじゃなぁ｣

あの天女……Aならなにか変えてくれるのかもしれない

他の天女たちのせいで壊れかけている、この学園を

｢殺しはするんじゃない、それとこれは生徒たち本人だけがなんとかするんじゃ｣

そう言うと周りはざわめく

第二十三話→←第二十一話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す