【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……

第二話 ページ3

『まぁ、それなりには……』

？ ｢ここはね、あの世とこの世の狭間だよ｣

『狭間？』

？ ｢そうそう！｣

私は男の言葉に首を傾げる

そして私は下が騒がしいのに気がつき、下を見てみると、道路で血を流して倒れている自分がいた
私のそばには助けた女の子が泣いている

あぁ、そっか
私…………

『私、死んじゃったんだ』

？ ｢…………｣

そうだ、私あの女の子を庇って轢かれたんだった

女の子はお母さんと一緒に泣いている

猫は無事だったようで私の頬を舐めている

『良かった、女の子も猫も無事で……』

？ ｢…………｣

私がそう呟いているなか、男は黙ったままだ

『なに？』

？ ｢いや、君悲しくないのかと思って……｣

『悲しい……か』

悲しいねぇ。まぁ、そりゃ死んじゃって悲しい人はいないだろう

でも私は……

『あの子たちに怪我がなかったのでいいです』

？ ｢…………｣

私が笑顔でそう言うと男は苦しそうな顔をして見せた

『どうしたの？』

？ ｢いや、君は優しい子だなと思って｣

そう言って男は私の頭を撫でてくる

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