【忍たま】関わらないのが一番なはずなのに……

第十五話 ページ16

『それは天女だから私を連れて行くってこと？』

文次郎 ｢そうだ！それ以外なにがいるんだ！｣

『いや、それじゃあ空から女が落ちきて天女だったら男が落ちてきたら一緒のことをするのかなと思って』

文次郎 ｢っ！！｣

うん、ただ単純に疑問に思ったことだ

今まで不思議だったんだよね、小説ではよく女が空から落ちてきて天女だといわれてきたのはあるんだけど

『いや、でも男だったら天女じゃなくてなんて言えばいいんだろ……』

留三郎 ｢あぁ！もう！とりあえず一緒にこい！｣

私がそう言うと食満くんが私の手を掴む

いや、離してよ

『離してください』

留三郎 ｢それは無理だな｣

『なんで？』

留三郎 ｢逃げたりしたら困るからな｣

いや、逃げないし……

てか、あんたたちに用があってここに来たんだよ

『逃げませんよ』

留三郎 ｢ダメだ｣

『離してくださいって』

留三郎 ｢離さない｣

私が何度も言うけど、食満くんは離してくれる様子が全くない

その様子を六年のみんなは見ている

見てないで助けろよ

留三郎 ｢ほら、さっさと『逃げないって言ってんだろ』っ！！｣

あまりにもしつこいので、私は食満くんの言葉を遮った

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