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悲しさも全部 ページ16

逃げるようにその場を離れた。

今までの光成からの優しさも贈り物も全部期待しなきゃよかった。

また流れる涙は止まらない。

やっぱり偶然話を聞いたあの時諦めたらよかったんだ。

深田の話なんて無視して。

自分がバカみたい。


深田「……Aっ」

「…えっ………なんで、いるの」

「…何、振られた私を笑いにでもきたの…？」

深田「違う」

「じゃあ何」

深田「今まで何回Aを慰めてきたと思ってんの笑」

「………っ」


気がつけば私は深田の腕の中で泣いていた。

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作者名：ぴゃ | 作成日時：2024年3月23日 11時

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