消えた少女 (ページ4)

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第２話ページ4

岩本side

Aが消えた１ヶ月位前から俺らはAの様子に違和感を感じていた。けど俺らはあの時、声をかけなかったんだ。ごめんな、皇輝、渉。俺らがあの時声をかけていれば……。だから必ず俺らがAを見つけるから、もう少し、もう少し待ってくれ。

「…くん、岩本くん」
「はっ」
目黒「…もう撮影はじまりますよ」
「ほんとだ、悪ぃ行こうか。」

阿部「照、」
「うん？」
阿部「あんまり抱え込んで無理すんなよ」
「あぁ、分かってる。サンキューな。」
そう言って撮影を始める俺たちは今日もまた罪悪感を感じながら生きるんだ。

阿部side

あの日から俺らはずっと胸に罪悪感を抱きながら過ごしている。確かに皇輝や渉、俺らもAがいなくなって辛い。でもそれよりも照が1番辛いはずだ。妹みたいに大切な同期が急に消えたんだから。なのに、Snow Manをリーダーとして引っ張ってくれてフリも考えてくれるんだから。だから俺らはAのことについては絶対に泣き言を言っちゃいけない。皇輝と渉やAのことを知ってる人たちは今も明るく過ごしてるけどやっぱりどこかこの時期になるとやるせない表情になってる。だから俺は一刻も早くAに見つけたい。皇輝や渉、はしみずといがさく、Six TONES、メンバー、そして照に会わせたい。お願い、A。何処にいるか教えて………