少年忍者のお姫様 (ページ48)

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ちゃんと言うよ。ページ48

Uchimura.S side

この前皇輝くんに変なこと言われた。

「うっちーってAと付き合わないの？」

俺はAの事が好き。でもそれは恋愛としての好きなのか友情の好きなのか分かんない。
ただ、俺の前からAがいなくなったら嫌だしきっと生きて行けなくなる。それだけかけがえのない存在。

今日のAは楽しそうで、でも時々苦しそうな顔をした。俺がなんかしちゃったのかな。

・

内「着いたよ」

『…ありがとう。座ってていいよ』

内「A待って、なんもしなくていいから。Aも座って。」

『ごめんね颯ちゃん…』

内「どうしたの？」

話を聞こうとしてくれてる颯ちゃんは、私の頭をよしよししてくれて、やっぱり優しい。

『Aの事嫌いにならないでね。』

内「うん、絶対ならないよ」

『…A、颯ちゃんの事好きなの。颯ちゃんが可愛いって言ってくれたらすごい嬉しいし、颯ちゃんが普通にやる事もAからしたらドキドキしちゃうの。』

『でもこの気持ちを伝えていいのか分かんなかった。伝えたら颯ちゃんに嫌われちゃうかも。ファンの人にまた嫌なことされるかもって。』

『好きになるのが辛いって知らなかったのっ…』

内「A…」ぎゅ

『…っ颯ちゃん』

颯太はずっと抱きしめてくれた。私が泣き止むまでずっとなにも話さず抱きしめてくれた。

内「A聞いてくれる？」

『うん』

内「俺もAが好きだよ。今はっきり分かった。俺は恋愛としてAが好き。ずっと好きだった！！」

「前に那須と付き合ってた時もずっとモヤモヤしてた。Aが俺の前からいなくなったら嫌だし、離れたら悲しい。」

「おれのそばにずっといてください。お願いします！」

『颯太っ…大好き…！！！！』

内「ふふwまじで可愛い」

『まだみんなには言わないでいよ？やっぱまだちょっと怖いんだよね。』

内「うん、いいよ。俺はーこうやって2人の時にぎゅーってしてずっと一緒にいれたらそれだけと幸せ。」

『ありがと颯太』

内「こちらこそー俺幸せーー」

『Aもだよー！！』

内「ねー、ファーストキス以来のキスしていい？」

『ん、いいよ』

内「大好きだよ…ﾁｭ」

まだ何が起こるか分からない。

でも、それでも、私は颯太が好き。

ずっと一緒に入れたらいいな。