6.放課後の楽しみ ページ6
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先「さよーならー」
『さよーなら』
長い長い一日がやっと終わった
待ちに待ったラーメン。それも湧の奢り
湧の席へ行こうとバッグを手に取った時、声をかけられた。
颯「平塚さん、なんか嬉しそうだねえ」
そう言いながら内村くんは私の顔を少し覗き込んできた
『分かる?笑』
颯「なんとなぁく!」
『今日ね、宿題見せたお礼に、湧にラーメン奢ってもらうの!』
颯「そうなんだ!楽しんで!」
『ありがとう!内村くんは、放課後何するの?』
颯「特に何もしないかな、親も帰ってこないからゆーったり動画でも見とく予定、笑」
親御さん、仕事忙しいのかな…。
なんてことを考えていたら湧が私の席まで来た
湧「お、もう仲良くなったの?2人!」
『放課後ラーメン奢ってもらうって自慢してた笑』
ね!って言って内村くんと目を合わせて笑った
湧「内村ー、颯太って呼んでいい?おれは湧でいいから!」
湧らしい距離の詰め方で少し笑ってしまった
内村くんを見ると、突然のこと過ぎて少しびっくりしているようだった
でも、すぐに笑顔になって
颯「もちろん、よろしくね湧!」
そう言って笑いあっていた
『なんか、湧と内村くんは気が合う気がする〜』
なんとなく、そんな気がするだけだけど(笑)
湧「お、まじ?Aが言うなら俺ら気が合うな!」
颯「なにそれえ笑」
2人でヘラヘラ笑ってる光景がなんだかとても心地よかった
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作者名:めう | 作成日時:2021年10月12日 23時