また、あした【sota.u】 (ページ17)

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17.甘いねぇページ17

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颯｢ね？美味しいでしょ！！｣

味の感想を求めてきた内村くん。だけど、突然のことすぎて状況が掴めない私は味のことなんてすっかり忘れてしまった。

『うん、美味しかったと…思う…』

颯｢良かった〜！てか平塚さんビックリしすぎでしょ｣

『そりゃするよ！だって、これから内村くんも飲むのに、私の口つけちゃったし…ストロー貰ってこようか？』

颯｢えぇ？そこの心配？？あ…じゃあ｣

そう言うと、キャラメルオレを持ってる私の手を掴んで、今度は内村くんが私のを飲んだ。

『え、！？』

颯｢甘いねぇ、これ｣

私の顔を覗き込みながらニコッとわらう内村くん

『…う、ん』

驚きで何も言えない私を見て

颯｢だからビックリしすぎだってば！それとも、間接キスしたのが嫌だった…？｣

やっぱり、普通に間接キスですよね、今のは…

『いや、全然嫌じゃない…』

颯｢じゃあ良かった！さっきのとこ湧が見てたら俺殺されるかも笑｣

なんてことを笑いながら言っていたけど、正直話なんて全然入ってこなかった。

ただただ、心臓がうるさかった。

このやり取りの後、すぐに湧が戻ってきて3人でタピオカ屋さんを出た。

湧｢俺がいない間何話してたん？｣

颯｢えー、それは内緒ぉ〜。ね！平塚さん！｣

『え、あ！うん！』

急に名前を呼ばれてテンパってしまった

湧｢え〜颯太のケチ！｣

歩きながらも思い出すのはさっきの内村くんとの間接キス。

湧｢じゃーな！また明日！！｣

『ばいばい！また明日ねー！』

颯｢じゃまた！｣

そう言って内村くんとは別れて湧と2人になった

湧｢なんか変じゃね？A｣

『え、なんで？？どこが！？』

湧｢んー、なんか心ここにあらずってかんじ！！｣

思い当たる節しかないけど、知らないフリをした。

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