怖がり ページ27
*
本日は檜山家に遊びに来ております。
御家族はお出かけしてるみたい。
妹ちゃんに会いたかったのに！！
檜「適当にくつろいで。飲み物持ってくるから」
「はーい、お邪魔します！」
深「おじゃましま〜す」
ちなみに、深田と来ました。
どっちもよく檜山家には来るのだが一緒に来たのは久々。
この人ソファーに座るや否や勝手にテレビつけて、
深「おもしろいのないっすね〜」
って自分家か！！
適当にザッピングしていると…
檜「お待たせ〜」
光成が飲み物とお菓子を持ってきてくれた。
さらっと出来ちゃうのが光成のいいとこだよね。
「ありがと。うわ、心霊番組やってる」
檜「A苦手じゃん」
「…光成も苦手じゃん」
深「えっ、おもしろそじゃん！」
いや、深田も苦手のはずじゃ…？？
前、事務所でみんなで泣いたよね？？？
「絶対嫌！変えよ、番組！」
深「いいじゃんいいじゃん！」
檜「なんでだよ」
ソファーに光成と深田に挟まれて座って
3人縮こまってテレビを見る。
最初はジャブくらいの耐えれるレベルだったんだけど
だんだんと怖くなってきて…
深「うおおおお！！！」
「何怖い無理！」
私はもう目隠しに耳栓で終わるのを待っています。
今更1人で別の部屋で待つのも絶対無理。
深「見てる！見てる！見てる！！！」
檜「実況すんな！！」
「ねえ！やだ！深田抱きつかないで！！」
深「いるいるいるいるいるいる！！！！」
なんで自分も怖いくせに見るんだよ！！
ぎゅうぎゅうに抱きつかれて苦しい…。
檜「もう無理、変えよ」
「ドラマ！ドラマでも見よう！！」
深「誰？見ようとか言ったの」
「「お前だよ！！！」」
*
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作者名：大谷
| 作成日時：2023年4月14日 13時
