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皇輝くんからどんなことを言われたって、私が悪い。
そう思ってぎゅっと手を握りしめると、皇輝くんは全く責めるような素振りを見せずに、首を傾げた。
「2人は、いつ再会したの？」
「ついこの間、皇輝くんとAが一緒に歩いてる時、あの時だよ」
「そっか」
「怒ってねーの、？」
不安そうに湧の瞳が揺れて、皇輝くんを見る。
皇輝くんからすれば、親友と彼女が浮気紛いのことをしていたのだから、怒って当然だ。
「ずっとね、敵わないなぁ、って思ってたんだよね。名前も顔も知らないAの好きな人に、……湧ちゃんだったんだ、そりゃ敵わないよ」
Aと湧ちゃんの話どっちも聞いてたから、と皇輝くんが目を伏せた。
皇輝くんにずっとそんな思いをさせてしまっていたなんて気付いていなかった。
「湧ちゃんとAがもう少し早く再会してたら、Aと全然一緒にいれなかったんだよね、」
「皇輝くん、」
「Aのこと、湧ちゃんに返すね」
皇輝くんが、A、ありがとね、と言って立ち上がる。
皇輝くんに感謝されるようなことなんて何も出来ていないのに、ありがとうなんて。
『皇輝くん、……ごめんなさい、』
「謝らないで？俺楽しかったもん、Aと色々出来て。じゃあ先帰るから、……あ、湧ちゃん今日誕生日だよね？おめでと、」
皇輝くんが部屋を出て、パタンとドアが閉まる音が聞こえる。
湧のことを忘れなくてもいい、できるだけ思い出させないようにする、と言ってくれた皇輝くんに酷いことをしてしまった。
いつまでもドアを見つめていると、湧が私の名前を呼んだ。
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Ageha♪(プロフ) - こんばんは、今更ながらに読ませていただきました!めちゃ感動です!３人の気持ちが理解できすぎて…。 そして「勝手に終わらせんなよ」は自粛期間中のISLANDTV「今日の川��皇輝」の星輝くん乱入シーンだと思います！ (2020年12月7日 1時) (
レス) id: aa9dee1a7a (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - S_uchimura**さん» コメントありがとうございます(^^)皇輝さんも湧ちゃんもどちらも一途なだけに書いててちょっと苦しくなっています（笑）最後までお付き合いいただけると嬉しいです……！ (2020年11月23日 23時) (レス) id: 5053b43ad6 (このIDを非表示/違反報告)
S_uchimura** - 初めまして！コメントさせてもらいますね**こーきくんとわくくん、どちらもいい人すぎちゃう笑**3人、拗らせちゃってますね〜笑ドキドキがいっぱいでとても素敵な物語、ありがとうございます（≧∇≦)続き、楽しみにしてます (2020年11月23日 16時) (レス) id: 779e43d4ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモ
x他1人 | 作者ホームページ：https://twitter.com/nininin___2n2n
作成日時：2020年11月19日 17時
