知らなかった ページ25
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ミヨ「中学に上がる前、交通事故で両親を亡くした。
親戚にたらい回しされて、結局は高校生のお兄ちゃんとボロいアパートに二人暮らし。
2人で家事を分担して、協力し合ってきた。
その暮らしはお兄ちゃんを本当に信頼してたし、仲が良かったから苦痛じゃなかった。」
そういえばミヨンの親見たことない...
両親がいない事、お兄ちゃんと二人暮らししてたなんて初めて知った。
「ある日お兄ちゃんは成績が悪くて学校にバイトを辞めさせられた。
それでも稼がないと困るから隠れてバイトしていた。
私が働けさえすればって毎日思っていたよ。
そんな日々を続けると人間はおかしくなるんだ。
ある日学校から帰ってくると鍵が空いていた。
まだバイトのハズなのに。
「お兄ちゃん」って呼ぼうとしたら、女の人の喘ぎ声が聞こえてきた。
玄関にお店の名刺とが落ちていた。
必死に稼いだ金をこんな事に使うなんて...
頭に来たけど、文句は言えない。
それからこんな事が続いたけど我慢していた。
どんどん食卓が貧しくなっていく。
限界に近づいていた。
そんなある日、お風呂に入って体を拭いていたらお兄ちゃんが浴室に入ってきた。
慌てる私とは反対に冷静だった。
壁に押し付けられキスされて、体を触られた。
気持ち悪くていっぱい泣いた。
お兄ちゃんはこうして私の初めてを奪ったの。
今は絶縁状態。
高校から一人暮らしで、コンビニのバイトしてた。
2年の夏休み、体を売るとお金が沢山貰える事を知ったの。
だから、さっきもこうやって稼いでいたの。
前Aが見た人もデートからホテルコースのお客さん。」
『...』
言葉が出なかった。
「私の事全然知らなかったでしょ？
なんで泣くの？
この苦しさ分からないくせに同情しないで。
Aは良いよね。
頭も顔も運動神経もいい。両親もいる。
どうせ私はこれからも不幸な人生だよ。」
ミヨンは笑ってるのに悲しさしか伝わってこない。
胸が苦しくなる。
『...ごめん』
「はぁ。今から戻っても間に合わないか。
仕事クビかな」
ヒールを鳴らして繁華街に戻っていった。
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にに(プロフ) - じょんさん» ありがとうございます^ ^頑張ります (2015年2月27日 6時) (
レス) id: bd22a63e39 (このIDを非表示/違反報告)
にに(プロフ) - じょんさん» ありがとうございます^ ^頑張ります (2015年2月27日 6時) (レス) id: bd22a63e39 (このIDを非表示/違反報告)
にに(プロフ) - びりーさん» ありがとうございます^ ^頑張ります！ (2015年2月27日 6時) (レス) id: bd22a63e39 (このIDを非表示/違反報告)
じょん - 面白い！更新、楽しみにしています！ (2015年2月26日 21時) (レス) id: e0f2332d9f (このIDを非表示/違反報告)
びりー(プロフ) - おもしろいです！このお話大好きです！こんごもファイティン！ (2015年2月26日 20時) (レス) id: 0f514ce024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eeexxxooo | 作成日時：2015年2月10日 19時
