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「は!?誰だよ総司って!」
「黙れ!例え手にかけていなくても見殺しにしたと同じだ!!」
今度は文次郎に狙いを定めたようだった。
真っ直ぐに襲いかかるが、彼は素早く袋槍で身を守る。
「文次郎!!」
「平気だ!んにしてもなんでこんな血だらけで暴れられるんだよ!化け物か!」
「分からん。とにかく天女を止めることが先決だ!お前ら行くぞ!」
「モソ…言われなくても…分かっている…」
その言葉と同時に、僕以外の六年生、五年生は得意武器を構えた。
けれど…錯乱している彼女を止めることなんてできるのだろうか。
「貴方は何者ですか、」
「黙れ!そんなことはどうでも良い!!」
「仙蔵!そんなことを聞いてる場合じゃないだろう!」
留三郎が怒鳴る。
しかし仙蔵のその言葉を無視して、直ぐに宝禄火矢に火をつけると、天女様に向かって投げつけた。
宝禄火矢は真っ直ぐに彼女の元に向かい爆発する…はずだった。
「っな!?」
「宝禄火矢の口火を切った…!?」
直ぐに腰にかけていたもう一本の刀で口火を切り、着火を止まらせた。
あまりにも速い行動に僕も皆も唖然とする。
「ホントにこいつは…何者なんだ…!?」
誰かの声が、静かに響き渡った。
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和堂 桜(プロフ) - 面白かった。続きまってる! (2015年10月15日 6時) (レス) id: 397e69905f (このIDを非表示/違反報告)
和堂 桜(プロフ) - 了解(''◇'')ゞ (2015年10月13日 20時) (レス) id: 397e69905f (このIDを非表示/違反報告)
¢.氷室のん゜(プロフ) - 和堂 桜さん» ありがとうございます!このあとも更新するので、楽しみにしていてくださいね(*^^*ゞ (2015年10月13日 20時) (レス) id: 85258f0ff8 (このIDを非表示/違反報告)
和堂 桜(プロフ) - 更新されたもの面白っかったすよ! (2015年10月13日 20時) (レス) id: 397e69905f (このIDを非表示/違反報告)
¢.氷室のん゜(プロフ) - 和堂 桜さん» たくさんのコメントありがとうございます(*´▽)お休みなさい (2015年10月12日 21時) (レス) id: 85258f0ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:¢.氷室のん゜ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/memoly029/
作成日時:2015年9月20日 15時