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暖房の音だけが響くこの部屋で
見知らぬ人といるのにも関わらず
あたしは信じられない程
すごく、落ち着いていた。
｢ …これからどうするつもりなん？
行くとこ、あるん？ ｣
お互いに闇の部分を見せたからか
少し気まずかった。
でもその沈黙を破ったのは
永瀬さんだった。
｢ …とりあえず、どっか遠くに行きたくて。｣
｢ …こんな時間に1人で？
危ない。 ｣
｢ …………いないですから。
心配してくれる人なんて。｣
できるだけこれ以上気まずくしたくなくて
とりあえず微笑んでみた。
下を見た途端に目に入る
色のないモノクロの指輪。
永瀬さんはそんなあたしを
ただ真顔で見つめていた。
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｢ …………泊まる？ここに。 ｣
｢ …え。 ｣
｢ いまから出てく、って言っても外真っ暗やし。
雨止んでないし。
それに、終電だってもう無いで。 ｣
｢ …だからって、 ｣
｢ 俺が、心配やねん。
おねーさんのこと。 ｣
こんなふうに、
あたしの心に土足で踏み込んできたのは
永瀬さんだけだった。
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あなたのこと、
…………信じても、いいの？
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ゆい - わあ、、、めっちゃ、面白い、、ですね!!ほんと才能溢れ出てますね！！更新、すっっっっっごい楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2016年11月4日 1時) (
レス) id: dc31dcd83f (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - 更新楽しみにしてます〜♪頑張ってください！ (2016年11月2日 17時) (レス) id: f9b1d0fd11 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 小説とっても面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています。更新頑張ってください (2016年11月1日 22時) (レス) id: 24cd997fee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュガー
| 作成日時：2016年10月31日 16時
