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感動のあまり
突然大声を出してしまい
2人で顔を見合わせて笑う。
ははは、という永瀬さんの声が
とても心地よく感じる。
｢ ………初めて笑った。 ｣
｢ ………へ？ ｣
｢ 今日会ってから、笑顔見たの初めて。 ｣
｢ え…？ ｣
微笑ましく見守るように
永瀬さんはあたしを見つめていた。
｢ …そんな顔で、笑うんやな。
おねーさん。 ｣
不覚にも、ドキッとしてしまう。
他人にこうやってしみじみと
自分の事をさらけ出すのは
彼方以外、ありえない事だと思っていたから。
｢ ………A。｣
｢ ん？ ｣
｢ Aって呼んで？
廉くん。 ｣
彼に対しての壁が
一気に崩れた瞬間だった。
吸い込まれそうな茶色い瞳を眺めていると
罪悪感だの、常識だの、社会的地位だの、
全てどうでも良くなってしまう。
｢ …A。 ｣
……なんて、心地が良いのだろうか。
廉くんの綺麗な声で名前を呼ばれると
耳から脳が瞬時に溶けてしまうような感覚に陥る。
｢ 俺も…、廉って呼んで。｣
｢ ………わかった。…廉。 ｣
お互いに呼び捨てで呼ぶ事を決めただけなのに
なぜか彼方に対して後ろめたさを感じてしまう。
これじゃまるで、
あたしが浮気してるみたい…。
そんなこと…するはずがない。
…彼方を裏切ることなんて。
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｢ …なぁ、A。
俺お前のこともっと知りたいんやけど。 ｣
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ゆい - わあ、、、めっちゃ、面白い、、ですね!!ほんと才能溢れ出てますね！！更新、すっっっっっごい楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2016年11月4日 1時) (
レス) id: dc31dcd83f (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - 更新楽しみにしてます〜♪頑張ってください！ (2016年11月2日 17時) (レス) id: f9b1d0fd11 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 小説とっても面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています。更新頑張ってください (2016年11月1日 22時) (レス) id: 24cd997fee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュガー
| 作成日時：2016年10月31日 16時
